PROGRESSとは
プログレスの概要
PROGRESS IN ENGLISHは、実際に使える英語の習得と人間としての豊かな成長、そして大学進学を目的として出版されました。以来、50年以上にわたり幅広い支持をいただいております。
プログレスが目指すのは、一生ものの英語、社会人になってからも使える英語の学習です。丸暗記した記憶は2年以内に消滅してしまうという脳の仕組みを考え、学習した内容を一生ものの記憶である長期記憶に残すことができるよう、音声を主軸として構成されています。音声を簡単に楽しく聞くことで脳に英語の言語中枢を作り、学習した英語を社会人になってからも使用できるよう工夫がなされたTEXTです。
プログレスの歴史
PROGRESS IN ENGLISHは1964年にイエズス会の神父様であるロバート・M・フリン先生によって作られました。
フリン先生は1952年に来日され、一年ほど日本語を学ばれてから学校に赴任されて英語を教えていらっしゃいました。当時、先生は、日本人教師による文法中心の授業とネイティブスピーカーの授業とのギャップに戸惑う生徒のこと、生徒への英語の定着について考えておられました。
その後、語学教育セミナーに参加されたことをきっかけにThe Oral Cognitive Approachというオーラル重視の語学教育の重要性を再認識され、ご自身で生徒に合わせた授業用のプリントを作成されました。これが現在のPROGRESS IN ENGLISHの前身です。
フリン先生は、生徒が音声を聞きながら英語を学べるよう、そのプリントに合わせた音を自ら吹き込んでテープを作成されていました。さらに、本格的なオーラル中心の英語の授業を実現するため、テープを各生徒に持たせたいと考えられ、エデックの社長とともに生徒用のテープを作られました。生徒が英語を手軽に聞くことができる環境を整え、その後、別の赴任先の学校でもオーラル中心の英語の授業をされました。
PROGRESS IN ENGLISHはフリン先生の赴任先だけではなく他のカトリック系の学校でも使用され、徐々に広まっていきました。今では私立だけでなく、公立の中学校、高等学校でも採用されています。
現在に至るまで、PROGRESS IN ENGLISHは改訂や音声教材の変更等が重ねられました。そしてフリン先生の意思を引き継ぎつつ、現代に沿うようTEXTの内容や構成を大幅に見直し改訂版として誕生したのがPROGRESS IN ENGLISH 21となります。